診療案内

不安なことは何でも医師にご相談下さい。

妊娠が確認されましたら、出産するまで定期的に通院していただくことになります。妊娠中に不安はつきものですのでひとりで悩まず医師や看護師に気軽にご相談ください。わからないことははずかしがらず何でも聞いて下さね。
出産までの妊婦生活を楽しく過ごせるように私たちがサポートいたします。
健診日以外でも出血やおなかの痛み、むくみなどの症状がある場合はご連絡の上、必ず受診して下さい。出産までの定期健診は、お母さんのからだに異常はないか、赤ちゃんは順調に育っているかなど確認する大切なものです。本人にはわからなくても医師がちょっとした変化や異常を見つけることもありますので忘れずに受診をお願いいたします。

産 科

妊婦定期健診(主な検査とスケジュール)

妊娠週数・時期 健診間隔 健診内容 検査内容
初診時〜12週まで
助成券(1)
1ないし2週間毎 正常な胎児発育を観察(超音波)し、胎児心拍や胎児異常の有無を調べます 血液検査(血液型、貧血検査、感染症検査、血糖検査、子宮ガン検診など)、HTLV1(成人T細胞性白血病ウィルス抗体価)
尿検査(尿蛋白・尿糖など)

胎児異常のチェック:NTの有無など

12週以降(安定期)
助成券(2)〜(4)
4週間毎 胎児の発育、胎盤組織の確立確認  胎盤が確立する時期:胎盤付着異常(前置胎盤など)
26週以降
助成券(5)
2週間毎の健診(35週まで) 胎児の発育と胎位、胎盤の位置や羊水、量などを診ます 貧血の検査、子宮頸管の長さをチェックして早産を予防します。
28週頃
助成券(6)〜(9)
胎児の発育:推定体重が1,100g前後 貧血、血糖値検査を行います。胎児発育不全の有無をチェックします。
35週頃 胎児の発育:推定体重が2,300g前後で頭位 貧血の検査、膣内の細菌検査(GBS)
36週以降(満期)
助成券(10)〜(14)
1週間毎の健診 胎児の発育と胎位、胎児心拍モニタリング、子宮口の状態(内診)など 胎児心拍モニタリング(NST)
40週以降(過期) 週2回の健診 羊水量のチェック、胎児心拍モニタリング、子宮口の状態(内診)など 胎児心拍モニタリング(NST)

注1:妊婦健診の助成券(現在は14回分)が使用できます。
注2:助成される金額・回数は各市町村により若干異なりますので、ご確認ください。
注3:助成券には妊娠時期に沿った検査内容の目安が記載されています。
注4:上記健診スケジュールはあくまで目安で、他に気になる点があればこの限りではありません。
注5:健診にはご本人の了解があればご主人やご家族も同席できます。

産科手術  予定及び緊急帝王切開術にも対応しています。

緊急時の対応 逼迫した切迫早産や分娩前後の急変時には複数の高次医療施設と連携して対応いたします。

婦人科

子宮がん検診

仙台市及び富谷市の子宮がん検診受諾施設となっております。また一部の事業所の子宮がん検診も行っております。特に予約等は必要ありませんので、診療時間内に受診して下さい。検査の結果、精密検査が必要な患者様には、がん治療専門施設へのご紹介をさせて頂いております。

不妊相談

妊娠を希望される方に対して、血液ホルモン検査、基礎体温、超音波検査などをもとに、卵胞チェックによる排卵日の推定など妊娠に関するアドバイスを行います。更には薬剤による排卵誘発や卵管造影などの検査も行っています。体外受精などより高度な不妊治療が必要な場合には不妊専門施設へのご紹介も行っております。なお以前の基礎体温表(特にグラフに記録したもの)をご持参頂くと大変参考になります。

漢方外来

漢方薬は最近米国でも注目されています。西洋薬には無い効用が実証され、疾患によっては第一選択薬となっているものもあります。
漢方薬はじっくり、ゆっくり効くというイメージがありますが、風邪の極初期に効く「葛根湯」やシャックリ・こむらがえりに効く「芍薬甘草湯」などの様に即効性のある漢方薬もあります。
また、「冷え」に有効な西洋薬はありませんが、漢方薬では何種類もの「冷え」に有効な処方があります。
当クリニックでは月経不順、月経痛、性交痛、更年期障害など女性特有の症状に有効な漢方薬を常備しております。夫々の体質や症状・病態に合った漢方薬を見極めながら、正しい理解と知識をもって対応いたします。

更年期外来

ほてり、発汗、イライラ、肩こり、疲れやすい、何事にも意欲がわかない、など更年期の症状は様々で、これらの症状に対しては漢方薬を第一選択薬として対応しています。

避妊相談

低用量ピルの処方や子宮内避妊器具(IUD)、緊急避妊薬の処方など、ご相談を承ります。保険適応外の診療となります。

その他

月経変更、性感染症の検査・治療、各種膣炎の検査・治療、子宮脱の保存的治療なども行っております。月経困難症の患者様には保険適用となる低用量ピルの処方も行っています。また子宮内膜症や子宮筋腫に対する薬物療法も行っています。

婦人科手術

母体保護法に基づく人工妊娠中絶術も行っています。週数や既往妊娠にもよりますが、日帰り手術が可能です。土日の手術も行っております。詳しくは受診の上ご相談ください。